インフォメーション
2022年1月8日より特定銘柄の店頭販売価格を一部変更することになりました。
詳細については店頭にてご確認ください。
ブレンド品については2月以降の変更を予定しています。
少し長くなりますが理由を以下に説明します。
コーヒー生豆の仕入れ価格は上昇傾向が続いており1年前と比べると昨年12月時点で約50%以上の上昇となっています。
当店では在庫を増やすなどの営業努力で価格を据え置いて参りましたが、それも限界に達しております。これらの状況を踏まえて誠に心苦しいのですが焙煎豆価格を最大15%程度値上げさせていただくことになりました。
図はコーヒー生豆価格の今後の指標となる米国コーヒー先物価格を示したものです。
2022年1月時点で1年前の約2倍になっていますので今後も高値傾向は続くと予想されます。
価格上昇の主な要因としては、
①コロナ禍での船舶、コンテナ不足による輸送コストの高騰、入荷遅れによる在庫減少や為替が円安傾向にあること
②世界最大の生産国ブラジルでの霜害による減産が予想外に大きいこと
③コロンビアは長雨の影響で11月の収穫は前年比の22%減少
④エチオピアでは現在内戦が続いており輸出停止中で輸出再開のめどが立っていないこと
などなど。
コロナの影響だけでなく異常気象や政治情勢も相場に大きく影響していることがわかります。
悪いことばかりでなく良いこともあります。
①世界中のコーヒー栽培農家の収入が増えて持続可能性が高まる
②お客様に高品質コーヒーが提供できスペシャルティコーヒー市場がさらに拡大する
②についてはお客様に直接影響することなので少し説明が必要かもしれません。
いわゆるコモディティ品の相場は高騰していますが、実はスペシャルティグレードについては相場には大きく左右されず元々高値で取引されていたこともあり、
小幅な上昇にとどまっていますのでコモディティグレード品とプレミアム・スペシャルティグレード品との価格差が小さくなくなってきました。
この機会にブレンドに使う生豆についても全てプレミアム品に置き換えたいと思っています。
当店のブレンドコーヒーは飲みやすいと人気なのですが、
その秘密はコモディティ品の中でもハイグレードのものを採用し雑味の原因となる欠点豆をハンドピックで徹底的に取り除いて使用していることにもあります。
通常取り除かないようなも小さな欠点まで取り除くので多いものは欠点10%にもなります。
プレミアム・スペシャルティグレードについては欠点がほとんどなく多くても3%ほどで済みますので、
ハンドピック作業も楽になる上に歩留まり向上し高品質になりますので一石二鳥といえます。
現在、2月リリースを目指してブレンドの配合を評価中です。
ご来店のお客様にサンプル試飲をお願いすることもありますので、ご協力をよろしくお願いします。
「ゆうばんたブレンド」シリーズの進化を楽しみにお待ちいただければと思います。
何卒ご理解いただきたく、よろしくお願い申し上げます。
なお、会員価格(店頭販売のみ)については一部を除き従来の5%割引から10%割引とさせていただきます。
この機会に会員登録をご検討ください。